眼鏡業界では、量販店やディスカウント店のほとんどが眼鏡一式○○○○円(ワンプライス)というセット売りをされているところがほとんどです。エンドユーザーにとっては、フレームとレンズ両方で〇〇〇〇円と実際にお店に行ってみないと分からなかったのが、一目で価格が分かりやすいためとても安心ではないかと思います。

しかし、我々のような眼科併設店が同じようなセット売りをしてしまうと、お客様の目の健康を守ることがほんとうにできるのでしょうか?

我々のターゲットとするお客様は、目のことで問題をかかえた方です。そのようなお客様に対し眼鏡フレームを選ぶ際は、お客様一人ひとりのお顔の大きさ、鼻の高さ、耳の高さ、目の位置などその方にあったフレームを選択しなければ掛け具合や見え方にも大きく影響します。また、眼鏡レンズについても、お客様一人ひとりの左右の度数や生活環境、お仕事の内容など、さまざまな見る環境に合わせたレンズを選択しなければお客様の目の健康を守ることができず、見える喜びを提供することはできません。

私たち眼科併設店の使命は、目に問題意識をもったお客様に対し、しっかり問題を解決できる眼鏡・͡コンタクトを提供することで、お客様の目の健康を守ることができると考えます。

そのため、眼鏡をセット売りで販売するということは、それだけ選択肢が無くなってしまうということになります。また、販売するスタッフもお客様とのコミュニケーションを計ることなく販売できるので、楽で時間短縮にもなります。しかしその反面、スタッフの成長(自己成長)、仕事のやりがい、コミュニケーションスキルの向上(お客様との信頼関係)、単価アップ(売上の向上)を計ることはできません。

量販店やディスカウント店と差別化を計るためには、あえて難しいこと、大変なことを積極的に行うことで、人と人のつながり(信頼関係)を構築することができます。これは、我々のような中小企業でしかできない販売戦略ではないかと考えます。

このような販売戦略で外部環境には左右されない強い企業(眼科併設店)を創るお手伝いをさせていただければと思います。